山田勉 20th page

相続・遺言 2025年9月21日

相続人はどうやって調べるの?(戸籍収集の方法)

1. はじめに:相続人調査のゴールは「出生から死亡まで」をつなぐこと 相続を正しく進める第一歩は、「誰が相続人なのか?」を戸籍で客観的に確定することです。実務では、被相続人(亡くなった方)の出生から死亡まで連続した戸籍一式(戸籍・除籍・改製原戸籍のすべて)を集め、配偶者・子(代襲相続を含む)・直系尊属・兄弟姉妹…と順位に従って相続人を確定します。法務局の相続登記ガイドでも“出生〜死亡の連続戸籍を用意”と明示されており、これがすべての土台となります。 2. どこで・誰が請求できる? 2024年開始の「広域交付」を活用 2024年3月1日から、本籍地が遠くても全国どこの市区町村窓……

相続・遺言 2025年9月19日

三宅町での就活セミナー講師報告。エンディングノートや相続への関心の高さを実感!

2025年9月18日、三宅町石見公民館にて、老人会主催の「就活セミナー」で講師を務めさせていただきました。 老人会から、コスモス成年後見サポートセンター奈良に対して、ご依頼いただいたもので、私は講師の一人として参加させていただきました。 当日はおよそ35名の方にお集まりいただき、皆さま最後まで真剣に耳を傾けてくださり、熱心にメモを取られる姿がとても印象的でした。参加された方々の真剣な表情からも、「終活」というテーマへの強い関心が伝わってまいりました。 セミナーでは、エンディングノートの記載例を使った具体的な書き方や、遺言書を準備しておくことの大切さ、そして法定相続の場合にどの……

相続・遺言 2025年9月16日

相続の手続きは何から始めればよいのか?

1. はじめに 大切な家族や身近な人が亡くなられたとき、深い悲しみの中でも避けて通れないのが「相続の手続き」です。財産をどう分けるのか、不動産や預金の名義をどうするのか、やるべきことは思っている以上に多岐にわたります。いざ向き合ってみると「何から手をつけていいのか分からない」「間違えたら後でトラブルになるのでは」と戸惑う方も少なくありません。 相続は家族の感情と法律上のルールが複雑に絡み合うものです。だからこそ、冷静に計画的に進めることが何より大切です。今回は、行政書士の視点から「相続手続きはまず何から始めればいいのか」について、できるだけ分かりやすくご説明します。 ……

農地法関係 2025年9月15日

農地を住宅用地に変えるには?|農地転用許可の流れと注意点を徹底解説

1. はじめに 「農地を宅地に変えたい」と考えたら 「実家の農地を駐車場にしたい」「畑を宅地にして子ども夫婦の家を建てたい」──こうしたご相談はとても多くあります。ですが、農地は食料の安定供給を守るため、法律で特別に保護されています。そのため、農地を住宅用地や駐車場に変える場合には、必ず「農地転用」という手続きを経る必要があります。ここでは、その基本的な仕組みと注意点をわかりやすくご紹介します。 2. 農地転用とは? (住宅や駐車場にするには必須の手続き) 農地を宅地や駐車場など別の用途に変えることを「農地転用」といいます。この転用には農地法が関係しており、土地の場所や面積、……