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契約書 2026年1月31日

契約書に印紙を貼り間違えた!捨てないで、その印紙代を取り戻す「還付」の手順と絶対NGな行動

行政書士として書類作成の業務に携わっていると、どんなに注意をしていても、ふとした瞬間にヒヤリとすることがあります。 その代表格が「収入印紙」の貼り間違いです。 「あ!金額を間違えた!」「貼った後に、契約書の文字が間違っていることに気づいた…」 特に、建設業の請負契約書や、不動産売買契約書などは、印紙の額面が1万円、2万円と高額になることも珍しくありません。そんな高価な切手のような紙片を、一瞬のミスで無駄にしてしまった時の絶望感と言ったらありません。 でも、安心してください。その失敗した印紙代、きちんとした手順を踏めば、お金が戻ってくる(還付される)可能性があります。 ……

相続・遺言 2026年1月29日

「銀行口座が凍結された!」焦る前に知っておきたい、解除までの最短ステップと意外な落とし穴

はじめに:その時は突然やってくる 「葬儀費用を下ろそうと思ったら、ATMからお金が出ない……」「窓口で亡くなったことを伝えたら、その場で通帳が使えなくなった」 大切なご家族を亡くされた悲しみの中で、こうした「口座凍結」の現実に直面する方は後を絶ちません。皆さま一様に、「まさかこんなにすぐに使えなくなるとは」「生活費はどうすればいいのか」と、不安な表情を浮かべていらっしゃいます。 銀行口座の凍結は、銀行側が「口座名義人が亡くなった」という事実を知った時点で即座に行われます。これは決してご遺族を困らせるための意地悪ではありません。故人の預金は、亡くなった瞬間に「遺産」となり、相続……

相続・遺言 2026年1月25日

【生涯独身の終活】死後事務委任でお墓はどうなる?納骨トラブルを防ぐ「生前予約」のすすめ

「生涯独身」という生き方が、今では珍しいものではなくなりました。私たち行政書士のもとにも、「おひとりさまの終活」についてのご相談が年々増えています。 その中でも、特に多いのがこんな不安です。 「私が亡くなったあと、遺骨はちゃんとお墓に入れるのだろうか」「身寄りがいないから、無縁仏になってしまうのでは…」 そんな不安を解消する方法として、最近よく知られるようになってきたのが「死後事務委任契約」です。亡くなったあとの手続きを、信頼できる人や専門家にお願いしておく仕組みです。 ただし、ここで一つ、とても大切なポイントがあります。 それは、「死後事務委任契約を結んだからと……

離婚協議書 2026年1月23日

離婚協議書はなぜ「公正証書」にするべきか?養育費不払いを防ぐ「強制執行認諾」というお守り

離婚という決断は、人生において非常に大きなエネルギーを要するものです。「とにかく早く今の状況から解放されたい」「顔を合わせるのも辛いから、話し合いは最低限にしたい」——ご相談に来られる多くの方が、そのような切実な思いを抱えていらっしゃいます。 そのお気持ちは、痛いほどよく分かります。しかし、あえて申し上げたいことがあります。それは、「離婚はゴールではなく、新しい生活のスタートである」ということです。 そして、その新しい生活を脅かす最大のリスクが、残念ながら「約束が守られないこと」にあります。 今回は、なぜ単なる契約書ではなく「公正証書」が必要なのか。特に、お子様の未来を守るた……

【交通事故】「大した痛みじゃないから」は危険!事故後の病院受診、リミットは何日?

こんにちは、行政書士の山田です。 日々の業務の中で、交通事故の被害に遭われた方からご相談を受ける際、一番最初によく耳にする言葉があります。 「事故直後は興奮していて、痛みを感じなかったんです」「少し違和感はあったけれど、仕事が忙しくて病院に行けなくて…」 お気持ちは本当によく分かります。突然の事故でパニックになり、警察への連絡や相手方とのやり取りで精一杯。自分の体のことは二の次になってしまうものです。また、「これくらいの痛みで病院に行くのは大げさかな?」と遠慮してしまう方もいらっしゃいます。 しかし、行政書士として、心を鬼にして言わせてください。「どんなに軽傷だと思って……

相続・遺言 2026年1月19日

【不動産の相続】死因贈与は損?遺言との比較で見落としがちな「税金」の落とし穴

「最後まで面倒を見てくれたら、この自宅をあげるよ」 親御さんが同居のお子さんやお世話になった親族に対して、感謝の気持ちからこのような約束をすることは珍しくありません。 この「約束」を法的に実現する手段として、主にあげられるのが「遺言(負担付遺贈)」と「死因贈与契約」です。 「どちらも結果的に家がもらえるなら、約束が確実な契約(死因贈与)の方が良いのでは?」と思われるかもしれません。しかし、不動産の実務に携わる行政書士として、私は必ずこうお伝えしています。 「ちょっと待ってください。その選び方だと、数十万円単位で税金を損する可能性がありますよ」 今回は、一般的にはあ……

相続・遺言 2026年1月17日

亡くなった親の郵便物や契約書、“勝手に開けてもいい?”

意外な落とし穴と正しい対処法 親御様が亡くなられた後、悲しむ間もなく押し寄せてくるのが「遺品整理」や「事務手続き」です。その中で、意外と多くの方が直面し、悩み、そして時には取り返しのつかない失敗をしてしまうのが「届いた郵便物や書類の扱い」です。 役所からの通知、金融機関からの封書、あるいは見知らぬ会社からの請求書……。「中身を確認しないと手続きが進まない」と思う一方で、「勝手に開けてしまって法的に問題はないのか?」と不安になる方も少なくありません。 今回は、亡くなった親御様の郵便物を扱う際の法的な注意点と、トラブルを避けるための実践的な対処法を分かりやすく解説します。 ……

相続・遺言 2026年1月15日

実家の片付けで後悔したくない人へ──行政書士がお伝えする「捨ててはいけない書類」リスト

「実家の片付けを始めたものの、どこから手を付けていいかわからない」「親が施設に入ることになり、家の中を整理しなければならない」 最近、私のもとにはこうしたご相談が急増しています。実家の片付けは、体力だけでなく精神力も削られる大変な作業です。思い出の品が出てきて手が止まったり、大量の不用品に途方に暮れたりすることもあるでしょう。 そんな中で、勢いに任せて「えいっ!」とゴミ袋に放り込んでしまう瞬間が一番危険です。古新聞や期限切れのチラシを捨てるのは構いません。しかし、その紙の山の中に、手続き上きわめて重要な「手がかり」が混ざっていることが多々あるのです。今回は、実家の片付けで「絶対に捨……

相続・遺言 2026年1月13日

【妻の介護と財産の行方】「妻の次は長男の嫁に」を叶えるのは負担付遺言か、家族信託か?

行政書士として相続のご相談を受けていると、法律の条文だけでは割り切れない、家族への深い愛情や葛藤に触れる機会が多くあります。 最近特に増えているのが、このような切実なご相談です。 「自分(夫)が亡くなった後、妻には苦労をかけたくない。全財産を妻に渡したい。しかし、妻の介護を献身的にしてくれているのは、同居している長男のお嫁さんだ。だから、妻が亡くなった後の残りの財産は、妻の親族ではなく、長男のお嫁さんに譲りたい。」 非常に温かい、家族思いのご希望です。しかし、これを実現しようとすると、法律の世界には「遺言の限界」という大きな壁が立ちはだかります。 通常、長男のお嫁さんは……

相続・遺言 2026年1月10日

【遺言と贈与】「渡したい」気持ちは同じでも…行政書士が教える、あなたに合うのはどっち?

こんにちは。行政書士の山田です。日々、多くのご相談者様と向き合っていると、法律の知識以前に「家族を想う気持ち」の深さにハッとさせられる瞬間があります。 その中でも特によくあるのが、「財産を渡すタイミング」についてのお悩みです。「長男に家を継がせたい」「お世話になった姪にお金を残したい」。その温かい気持ちを実現するための手段として、法律には大きく分けて「遺言」と「生前贈与」という二つの道が用意されています。 教科書的に言えば「死亡時に効力が発生するか、生前に発生するか」の違いですが、実務の現場にいる私から見ると、この二つは「安心のカタチ」が全く異なります。 今日は、法律論だけで……