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その他 2026年7月30日

裁判せずにトラブルを解決?「かいけつサポート」について行政書士が解説します

日常生活や事業を営む中で、トラブルに巻き込まれることは誰にでも起こり得ます。「お金を返してもらいたい」「深夜の騒音をやめてほしい」「離婚の条件を話し合いたい」といった問題が起きた際、多くの方は「裁判」をイメージされるかもしれません。しかし、裁判によらずに話し合いで解決を目指す方法があります。それが「かいけつサポート」です。 本日は、行政書士の視点から、この「かいけつサポート」の仕組みやメリットについて、法務省の資料に基づき分かりやすく解説いたします。 1. 「かいけつサポート(認証ADR)」とは何か? 「かいけつサポート」とは、民事上の様々なトラブルについて、裁判以外の方法で……

離婚協議書 2026年7月26日

離婚の方法には、どのようなものがありますか?行政書士が分かりやすく整理します

離婚を考えたとき、最初に気になるのは「どうやって離婚するのか」という点ではないでしょうか。 離婚は、ただ離婚届を出せば終わるものもあれば、家庭裁判所での話し合いや訴訟が必要になるものもあります。まずは全体の流れを知っておくことが大切です。民法では、離婚は大きく「協議上の離婚」と「裁判上の離婚」に分けられています。 1. いちばん基本になる「協議離婚」 もっとも多いのが、夫婦の話し合いで離婚する協議離婚です。民法では、夫婦はその協議で離婚できると定められています。 協議離婚では、夫婦で離婚することに合意できれば、家庭裁判所を通さずに離婚届を提出します。離婚届には成年の証人……

相続・遺言 2026年7月24日

相続したくないときの「相続分の譲渡」とは?相続放棄との違いを解説

相続が始まったとき、「自分は遺産を受け取らなくてもいい」「兄弟の一人にすべて相続してもらいたい」と考える方は少なくありません。 このような場合、「相続放棄をすればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、「相続放棄」と「相続分の譲渡」は、法律上まったく異なる手続きです。 相続放棄: 亡くなった方の財産も借金も、一切を引き継がないための「家庭裁判所」での手続き。 相続分の譲渡: 自分が持つ「相続する権利(割合)」を、他の相続人などに譲る手続き。 「相続したくない」という同じ出発点であっても、どちらを選ぶべきかはご家庭の事情によって変わります。今回は、相続分の譲渡とは何……

相続・遺言 2026年7月21日

【行政書士が解説】生命保険契約照会制度とは?亡くなった家族の保険を調べる方法

はじめに 相続手続きを進めていると、「親が生命保険に入っていたはずだけれど、どこの保険会社か分からない」「保険証券が見当たらない」というご相談をよくお受けします。 生命保険は、契約書や保険証券が見つからなければ請求できないと思われがちですが、現在では「生命保険契約照会制度」という便利な仕組みを利用することができます。 この制度を利用すれば、一定の条件のもとで、生命保険会社に契約の有無を一括で確認することが可能です。今回は、この制度の概要や手続きの流れ、そして利用時の注意点について、行政書士の立場からわかりやすく解説します。 1. 生命保険契約照会制度とは 生命保険……

離婚協議書 2026年7月19日

【行政書士が解説】離婚公正証書の内容とは?記載される主な条項をわかりやすく紹介

はじめに 離婚をする際、「離婚公正証書を作った方がよい」と耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には「何を記載するのか」「どのような内容で構成されているのか」まではよく分からないという方も少なくありません。 離婚公正証書は、ご夫婦で合意した内容を公証人が公文書として作成するものです。将来のトラブルを防ぐためにも、どのような条項が記載されるのかを理解したうえで作成することが大切です。今回は、行政書士の立場から、離婚公正証書に一般的に盛り込まれる主な条項について、できるだけ分かりやすくご紹介します。 離婚公正証書とは? 離婚公正証書とは、夫婦が離婚に関……

相続・遺言 2026年7月16日

【行政書士が解説】任意後見契約は途中で解除できる?契約前・契約後の違いをわかりやすく解説

1. はじめに 任意後見契約は、将来、認知症などで判断能力が低下した場合に備え、自分で信頼できる人を選んで支援を依頼する制度です。 ご相談の中でも、 「契約した後でもやめられますか?」 「相手との関係が変わった場合はどうなりますか?」 「一度契約すると変更できないのでしょうか?」 というご質問をいただくことがあります。 結論からいえば、任意後見契約は一定の場合には解除することができます。ただし、契約の段階によって手続きが異なりますので、その違いを理解しておくことが大切です。 2. 任意後見契約は「いつでも解除できる」とは限らない 任意後……

相続・遺言 2026年7月14日

【行政書士が解説】死亡保険金は相続財産になる?遺産分割・相続税・相続放棄との関係をわかりやすく解説

1. はじめに|死亡保険金は「相続財産」なのでしょうか? ご家族が亡くなられた後、悲しみの中でも進めなければならないのが相続手続きです。その際、行政書士としてよくいただくご相談の一つが、生命保険の死亡保険金についてです。 「父が加入していた生命保険の死亡保険金を受け取りました。この保険金は他の兄弟と分けなければならないのでしょうか?」「相続税はかかりますか?」「相続放棄をしても受け取れるのでしょうか?」 実は、死亡保険金は「民法(遺産分割)」と「税法(相続税)」で取扱いが異なる少し特殊な財産です。この違いを理解していないと、相続人同士のトラブルや、相続税申告で思わぬミスに……

相続・遺言 2026年7月12日

【行政書士が解説】「物忘れが増えてきた」親と任意後見契約を結ぶためのタイムリミットと準備

1. はじめに:「物忘れ」は任意後見契約を考える大切なサイン 「最近、親が同じ話を何度もするようになった」「財布や鍵の置き場所を忘れることが増えてきた」。このような親御さんの変化に、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 年齢とともに多少の物忘れが増えることは珍しくありません。しかし、その変化が認知症の始まりである可能性もあるため、「まだ大丈夫」と様子を見続けるのではなく、将来への備えを考え始めることが大切です。その備えの一つが任意後見契約です。 行政書士として多くのご相談を受ける中で感じるのは、「もう少し早く相談していれば任意後見契約ができたのに」というケースが少な……

相続・遺言 2026年7月10日

【行政書士が解説】公正証書遺言の作成当日の手順・所要時間・注意点

公正証書遺言は、公証人が法律に基づいて作成する遺言書であり、自筆証書遺言と比べて無効となるリスクが低く、原本が公証役場で保管されるため、安心して利用できる遺言方式です。 「公証役場へ行くのは初めてなので緊張する」「当日はどれくらい時間がかかるの?」「何を持って行けばいいの?」など、不安を感じる方も少なくありません。 また、2025年10月からは、公正証書の作成手続きのデジタル化が始まり、公正証書遺言についても電子化された新しい手続きで作成されるようになりました。そのため、これまでとは手続きの流れが一部変わっています。 今回は、行政書士の立場から、公正証書遺言を作成する「当日」……

相続・遺言 2026年7月8日

任意後見契約で任せられることとは?標準的な「代理権」を行政書士がわかりやすく解説

こんにちは。奈良県で行政書士をしております山田です。 日頃から相続や遺言などのご相談をお受けする中で、「将来、認知症などで判断能力が低下したときに備えたい」という理由から、任意後見制度についてご相談いただく機会が増えています。 その中でも特によくいただくご質問が、「任意後見人には具体的にどのようなことを任せられるのですか?」というものです。 任意後見人は、ご本人の代わりに何でも自由にできるわけではありません。任意後見契約で定めた代理権の範囲内で、本人の利益を守るために事務を行い、その職務は家庭裁判所が選任した「任意後見監督人」の監督を受けます。 今回は、公証役場で利用さ……