契約書 category

契約書 2026年5月4日

クーリング・オフ期間が過ぎてしまった!中途解約や消費者契約法での取消し

「訪問販売でつい高額な契約をしてしまったが、やはり解約したい。でも、気づいたらクーリング・オフの8日間が過ぎていた……」 多くの方は「期間が過ぎたらもう一生解約できない」と思い込んで絶望されますが、実はまだ道が残されているケースは少なくありません。 法律は、クーリング・オフ以外にも消費者を守るためのルールをいくつか用意しています。本日は、期間が過ぎてしまった後に検討すべき「3つの救済策」について、行政書士の目線から解説します。 1. 本当に期間終了?「法定書面」の不備を確認する まず確認すべきは、「本当にクーリング・オフ期間が始まっていたのか?」という点です。 ク……

契約書 2026年2月25日

【行政書士が解説】サブスクが解約できない!自動更新の利用規約は法的に有効?

こんにちは。行政書士の山田です。 私たちの生活にすっかり定着した「サブスクリプション(定額制)サービス」。動画配信、音楽、ソフトウェア、さらには飲食店の定期券など、あらゆるジャンルで利用されています。大変便利な仕組みですが、一方で「解約したつもりが、引き落としが続いていた」「無料期間だけ使うつもりが自動更新されていた」といったトラブルが後を絶ちません。 こうしたトラブルの背景には、利用規約に記載された「自動更新条項」の存在があります。今回は、行政書士の目線から、この自動更新条項が法律的にどのように扱われるのか、そしてトラブルを未然に防ぐために知っておくべきポイントを分かりやすく解説……

契約書 2026年2月19日

【民法基礎】「もらえる」のか「なくなる」のか?停止条件と解除条件の違いをスイッチで理解する

【民法基礎】「もらえる」のか「なくなる」のか?停止条件と解除条件の違いをスイッチのイメージで理解しましょう。 行政書士試験の勉強を始めたばかりの方や、ご自身で契約書を作ろうとされている方から、よくこのようなご質問をいただきます。 「先生、『停止条件』と『解除条件』の違いがどうしても覚えられません。どっちがどっちでしたっけ?」 おっしゃる通りです。この二つの用語、漢字のイメージだけで捉えようとすると、どうしても混乱してしまいます。特に「停止」という言葉が曲者で、「何かが止まる(終わる)」ような印象を与えてしまい、逆の意味で覚えてしまいがちです。 しかし、この二つは契約の効……

契約書 2026年1月31日

契約書に印紙を貼り間違えた!捨てないで、その印紙代を取り戻す「還付」の手順と絶対NGな行動

行政書士として書類作成の業務に携わっていると、どんなに注意をしていても、ふとした瞬間にヒヤリとすることがあります。 その代表格が「収入印紙」の貼り間違いです。 「あ!金額を間違えた!」「貼った後に、契約書の文字が間違っていることに気づいた…」 特に、建設業の請負契約書や、不動産売買契約書などは、印紙の額面が1万円、2万円と高額になることも珍しくありません。そんな高価な切手のような紙片を、一瞬のミスで無駄にしてしまった時の絶望感と言ったらありません。 でも、安心してください。その失敗した印紙代、きちんとした手順を踏めば、お金が戻ってくる(還付される)可能性があります。 ……

契約書 2026年1月5日

【経営者必読】「話を聞いてもらうだけ」でも危険?ビジネス提携前に秘密保持契約書(NDA)を結ぶべき本当の理由

ビジネスを進める上で、新しいパートナーとの出会いは胸が高鳴る瞬間です。「この技術があればもっと売上が伸びる」「この企業と組めば新しい販路が開ける」。そう確信した時、すぐにでも具体的な話を詰めたくなるのが経営者の性(さが)かもしれません。 しかし、その「はやる気持ち」が思わぬ落とし穴になるケースを少なからずあります。 今回は、ビジネス提携や業務委託の話が出た際、本契約の前に必ず結んでおくべき「秘密保持契約書(NDA)」について、なぜそれが必要なのか、実務的な観点から分かりやすく解説します。 1. 秘密保持契約書(NDA)とは何か? 秘密保持契約書(Non-Disclosu……

契約書 2025年12月29日

「言った言わない」の泥沼トラブル回避!口頭契約の危険性と覚書の活用 ~契約書を作るほどではない? その油断が招くリスクと、円満な解決策~

日々の業務の中で、私たち行政書士のもとには様々なご相談が寄せられます。 その中でも特に、解決が難しく、かつ当事者の精神的負担が大きいのが「言った言わない」のトラブルです。 「長年の付き合いだから、契約書なんて水臭い」「口頭で約束したから大丈夫だと思っていた」 そう信じていた相手と、認識のズレから修復不可能な亀裂が入ってしまう。これはビジネスの現場だけでなく、親戚や友人同士の間でも頻繁に起こり得ることです。 今回は、一介のまちの法律家としての視点から、なぜ口頭契約が危険なのか、そして「契約書」ほど堅苦しくなく、それでもしっかりと自分を守ってくれる「覚書(おぼえがき)」の活……

契約書 2025年11月4日

契約書の不備で起こったトラブル事例 “たった一文”が会社を揺るがした現場から学ぶこと

「契約書はとりあえずネットのテンプレで作った」「昔からの付き合いだから大丈夫」。そう思っていた契約が、ある日突然トラブルに変わることがあります。 行政書士として感じるのは、“契約書の不備”ほど後から効いてくるものはないということ。 今回は、実際に起こったトラブル事例をもとに、契約の怖さと防止策をお伝えします。 更新日:2025年11月4日 1. 「契約書の不備」は“書いてないこと”から起こる 契約トラブルというと「相手が約束を破った」「支払いが遅れた」といった場面を思い浮かべがちですが、 実際には“契約書に書いていなかったこと”が原因になるケースが非常に多いのです。 つ……

契約書 2025年10月25日

契約書の書き方をやさしく解説|基本構成・注意点・トラブルを防ぐコツ

「契約書なんて形式的なもの」「雛形を使えば十分」と思っていませんか? 実は、トラブルの多くは“書き方の誤り”や“確認不足”から起こります。 この記事では、行政書士が契約書の基本構成から注意点までを、わかりやすく丁寧に解説します。 1. 契約書とは?口約束ではダメなの? 契約書とは、当事者同士が合意した内容を文書にして残すものです。 「契約=契約書が必要」と思われがちですが、実は口頭でも契約は成立します。 たとえば、物を買う・サービスを受けるといった日常の行為も、法律上は契約です。 しかし、後日「言った」「言わない」の争いを避けるためには、やはり文書で残すことが重要です。 特にお金や……