山田勉 15th page

相続・遺言 2025年11月25日

任意後見契約と何が違う?“今の生活”を守る生前事務委任契約

「任意後見契約なら聞いたことがあるけれど、生前事務委任契約はよくわからない」。そう感じている方は多いかもしれません。実はこの二つの契約は役割がまったく違い、カバーできる時期も異なるのです。とくに40代・50代を過ぎると、親のこと、自分の老後のこと…さまざまな不安が増えてきます。そんな「不安と元気の間」をサポートしてくれるのが、生前事務委任契約。今の生活の困りごとを軽くし、将来の備えとしても力を発揮します。本記事では、任意後見との違いを軸に、生前事務委任契約の本質と魅力をわかりやすく解説します。 1. 任意後見契約と生前事務委任契約。違いは「使うタイミング」 まずは多くの方が知りたい……

その他 2025年11月21日

“知人・友人・家族に貸したお金”が返ってこないときにできる手続きまとめ

お金の貸し借りは、他人同士よりも、むしろ知人・友人・家族の間で起こりやすいものです。しかし、関係が近いだけに「返してほしい」と言い出しにくく、返済が遅れれば遅れるほど、自分の心の負担も大きくなっていきます。仕事・家庭・子育て・親の介護などで日々の生活に余裕がなく、「あの人に貸したお金、どうなっているんだろう…」という不安は、想像以上に重いストレスになります。しかし、「訴訟まではしたくない」「関係がこじれるのは避けたい」と感じる方も多いはずです。本記事では、裁判に頼らずに“返済へ向けて一歩踏み出すための手続き”を、行政書士の視点から分かりやすく整理します。 1. 知人・友人・家族だからこそ……

離婚協議書 2025年11月20日

離婚で後悔しないために離婚協議書を作るべき理由。~“お金・子ども・家・年金”は、協議書でどう守るか~

離婚は、人生の中でも大きな決断のひとつです。けれど、離婚そのものよりも、あとになって多くの方が口にされるのは、「離婚協議書を作っておけばよかった」という後悔です。とくに40代以降の離婚では、「お金・子ども・家・年金」という人生の土台部分の大きな変化となります。このブログでは、行政書士の立場から、離婚で後悔しないために「なぜ離婚協議書を作るべきなのか」を、できるだけ分かりやすくお伝えします。 1. 離婚で一番後悔するのは“協議書を作らなかったこと” 離婚を考えたとき、多くの方がまず思い浮かべるのは「離婚届」の提出です。しかし実務の現場で強く感じるのは、離婚届はあくまで“戸籍の手続き”……

相続・遺言 2025年11月18日

相続税って、どのくらいの財産でかかってくるの?~数字の裏側に隠れた“意外な現実”の話~

「相続税は、お金持ちだけの話」。 そう思っている方は、今でも多いように感じます。実際、相談でこの言葉を耳にするたびに、ああ、やっぱり多くの人がこう考えているんだな、と感じます。ところが近年は、そうとばかりも言い切れない事情があり、気づくと「えっ、うちも対象になるの?」と驚かれるケースが増えてきました。今回は、堅苦しい計算式はほんの少しだけにして、読んでみるとちょっと面白くて、少しだけ「へぇ」と思える“読み物”として相続税の世界を覗いてみたいと思います。 1. 昔は遠い存在だった相続税が、なぜ近づいてきているのか 相続税というと、昔は本当に一部の富裕層の税金でした。ところが時代が進み……

相続・遺言 2025年11月17日

大ピンチの時だけ使える“特殊な遺言”って知っていますか?

「遺言書なんて、自分にはまだまだ早い」「書くなら、元気なうちにゆっくり考えればいい」と多くの方が、そう考えているではないでしょうか。しかし、人生はいつもいつも穏やかとは限りません。火事、事故、遭難、隔離、戦地。もし“その瞬間”が突然やってきたら、あなたはどんな形で自分の思いを残すでしょうか?実は、日本の民法には、「非常時だけ使える特殊な遺言」がいくつか用意されています。普段はほぼ誰も使わないものの、「へぇ、そんな世界があるのか!」と驚かれる方も多いでしょう。今回は、特別な法律の話を、読み物として気軽に楽しんでいただけるようにご紹介します。 1. 普段は存在すら知らない“特別方式遺言”とは……

相続・遺言 2025年11月15日

親が高齢になった今こそ、“実家の名義”を確認すべき理由 ~ 気づいた時に手遅れになる前に~

実家のことを考えるとき、誰しも単なる「建物」以上の想いがあるのではないでしょうか。子どもの頃の記憶、家族の食卓、笑い声、泣いた夜。それらすべてが詰まった場所だからこそ、実家のことは感情が優先され、「名義」や「相続」の話になると、つい目をそらしてしまいがちです。しかし、行政書士としてご相談を受けてきた中で痛感するのは、「実家の名義を先延ばしにしたことで、家族の未来が大きく狂ってしまった」という事例が多いという現実です。 1. “実家の名義”の話は、親の老いと向き合ことだから言い出せない。 「実家の名義って、誰になってるんだろう?」そう思いながらも、親にはなかなか聞けずにいると中高年の……

相続・遺言 2025年11月14日

父のノートに“財産の分け方”が書かれていた──これって遺言なの?

父の部屋を片づけていると、ふと古いノートが出てきた。 何気なく開くと、ページの端に小さな文字でこう書かれていた。「家は長男に。預金は妹へ。」思わず手が止まり、しばらくその文字を見つめてしまう。 書いたのは確かに父の字だ。 でも、この一文にどんな意味があるのだろう。 これは遺言? それとも、ただの走り書き?相続の現場では、このような“ノート遺言”が見つかることは珍しくありません。 しかし、この小さな言葉が家族を悩ませ、時には兄弟の関係を揺るがすこともあります。 更新日:2025年11月14日 1.なぜ父はノートに「分け方」を書いたのか まずお伝えしたいのは、こうしたメモには多く……

農地法関係 2025年11月13日

農地の「境界トラブル」を防ぐためのチェックポイント

「うちの田んぼの境界は、どこまでだったかな?」 「隣の畑の方が杭を動かしたような気がする。」 そんな“あいまいな境界”が、実は大きなトラブルの火種になることがあります。 農地の境界は、相続・売却・転用のどの場面でも避けて通れない重要なポイントです。 今回は、現場でよくある境界トラブルとその防ぎ方を、分かりやすくお伝えします。 更新日:2025年11月13日 1. なぜ農地の「境界トラブル」が増えているのか 近年、農地の境界をめぐる相談が増えています。 その背景には、高齢化と相続があります。 代々農地を所有してきた家庭でも、相続によって子ども世代が土地を受け継いだとき、 「どこ……

相続・遺言 2025年11月12日

「子どもに迷惑をかけたくない」気持ちが、実は相続を複雑にすることもある

「子どもに迷惑をかけたくない」── それは多くの親世代が抱く自然な思いです。 けれども、その“優しさ”がきっかけで、かえって子ども同士の関係がこじれたり、 手続きが複雑になってしまうケースがあるのをご存じでしょうか。 行政書士として相続の現場を見てきた立場から、 「思いやりが裏目に出る相続」の実例と、 トラブルを防ぐための考え方をわかりやすくお話しします。 更新日:2025年11月12日 1.「子どもに迷惑をかけたくない」という思いの裏側 相続や終活の相談を受けていると、ほとんどの方が最初にこうおっしゃいます。 「子どもに迷惑をかけたくないから、全部自分で整理しておきたい」と……

相続・遺言 2025年11月11日

おひとりさまでも安心。「死後事務委任契約」で“最期まで任せられること”

「自分が亡くなった後、誰が葬儀をしてくれるんだろう」 「身寄りがいないけれど、役所の手続きや片づけはどうなるの?」 そんな不安を抱える“おひとりさま”の方が、近年とても増えています。 実際に、行政書士として終活の相談を受けていると、「死後のことを頼める人がいない」という声が最も多いのです。 そんな時に知っておきたいのが、「死後事務委任契約(しごじむいにんけいやく)」という制度です。 今回は、家族がいない方でも“最期まで安心して任せられる”この契約の仕組みを、わかりやすくお伝えします。 更新日:2025年11月6日 1. 「おひとりさまの終活」で増える“死後の不安” 終活という……