山田勉 16th page

相続・遺言 2025年11月7日

遺言書を書いた方がいいのはどんな人?“まだ早い”と思っている人ほど要注意

「うちは財産も少ないし、遺言書なんてまだ早い」 「子どもたちは仲がいいから、揉めることなんてない」 そう思っている方は、実は“最も遺言書が必要なタイプ”かもしれません。 遺言書はお金持ちのためだけのものではなく、家族を守るための手紙でもあります。 今回は、行政書士として多くの相続現場を見てきた経験から、 「遺言書を書いた方がいい人」について分かりやすくお話しします。 更新日:2025年11月6日 1. 遺言書は“財産の多い人”だけのものではない 遺言書というと、「資産家が書くもの」というイメージを持たれがちです。 しかし、実際には一般家庭でもトラブルが起きるケースが少なくあり……

相続・遺言 2025年11月6日

まだ早い?それとも遅い?40代・50代・60代から始める終活の違い

「終活って、まだ自分には早いんじゃないか」「親のことを考えるようになったけれど、自分のことはまだ先でいい」 そう感じている方は多いでしょう。 けれど、実際に終活に取り組んだ方の多くが口を揃えて言います。 「もっと早く始めていれば、心に余裕が持てたのに」と。 終活は“死の準備”ではなく、“これからの生き方を整える作業”。 そして、その「就活の中身」は、年齢によって少しずつ違うのです。 更新日:2025年11月5日 1.終活は「終わりの支度」ではなく、「これからの整理」 「終活」という言葉には、“死”や“お別れ”のイメージがつきまといます。 しかし本来の意味は、これから先をどう生……

契約書 2025年11月4日

契約書の不備で起こったトラブル事例 “たった一文”が会社を揺るがした現場から学ぶこと

「契約書はとりあえずネットのテンプレで作った」「昔からの付き合いだから大丈夫」。そう思っていた契約が、ある日突然トラブルに変わることがあります。 行政書士として感じるのは、“契約書の不備”ほど後から効いてくるものはないということ。 今回は、実際に起こったトラブル事例をもとに、契約の怖さと防止策をお伝えします。 更新日:2025年11月4日 1. 「契約書の不備」は“書いてないこと”から起こる 契約トラブルというと「相手が約束を破った」「支払いが遅れた」といった場面を思い浮かべがちですが、 実際には“契約書に書いていなかったこと”が原因になるケースが非常に多いのです。 つ……

相続・遺言 2025年11月3日

「遺言書があるのに相続人で遺産分割協議をした場合でも有効か?」

「父の遺言書が見つかったけれど、内容が現実に合っていない」「兄弟全員が納得して別の分け方にしたい」そんなときに浮かぶ疑問――『遺言書があるのに、遺産分割協議をしてもいいの?』実は、ここには“法律と現実のズレ”が存在します。 今回は、行政書士としての立場から、 遺言と協議、どちらが優先されるのかをやさしく解説します。 更新日:2025年11月3日 1. 遺言書があるなら、それが“最優先”のはずだけれど… 遺言書は、亡くなった方の最終意思を形にしたものです。 原則として、遺言に書かれた内容が法律上の最優先になります。 つまり、「長男に自宅を相続させる」と書かれていれば、 その通り……

交通事故の自賠責保険の慰謝料とは?仕組みから知る“被害者を守るお金”の話

交通事故のニュースを見て、「もし自分や家族が巻き込まれたら…」と考えたことはありませんか。事故の被害にあった人が受け取るお金の中で、よく耳にするのが「自賠責保険の慰謝料」。けれど、仕組みを聞かれると「なんとなく知っているけど詳しくは分からない」という方が多いのではないでしょうか。今回は、行政書士の立場から、「自賠責保険の慰謝料」について、わかりやすくお話しします。 更新日:2025年11月2日 1. そもそも「自賠責保険」とは? 「自賠責保険」とは、正式には自動車損害賠償責任保険のこと。自動車やバイクを持つ人が必ず加入しなければならない強制保険です。 つまり、運転するすべての……

農地法関係 2025年11月1日

農地転用のための“農地ナビ”活用法|自分の土地が転用できるか調べるステップ

ある日、亡くなったお父さんの名義で残された「畑の土地」。見るたびに草が伸び、近所からは「ゴミの不法投棄が心配」なんて声も。でも、いざ調べようとしても、何から手を付ければいいのか分からない。そんなときに、ひとまず自分で確認できる“地図の味方”があるんです。それが、「農地ナビ」。無料で使える地図サイトで、「この土地が家を建てられるのか」「農地転用できるのか」を調べる手がかりになります。 1. 地図の中に、あなたの土地の未来がある 「農地ナビ」は、農林水産省が公開しているインターネット地図です。地番や住所を入れると、あなたの土地がどんな区域にあるのかを確認できます。まるでGoogleマッ……

相続・遺言 2025年10月31日

相続財産で不動産名義の共有はどうしておすすめしないのか|“とりあえず共有”が招く落とし穴

相続の話し合いの場で、つい出てくる言葉があります。「とりあえず、兄弟で共有にしておこうか」。いかにも平和的な解決に聞こえますが、実はこの判断が、後々のトラブルの火種になることも少なくありません。今回は、相続財産の中でも特に揉めやすい「不動産の共有」について、わかりやすく解説します。 更新日:2025年10月31日目次 「とりあえず共有」が危険な理由 共有名義の仕組みを知っていますか? 共有が招く3つの典型的なトラブル 実際のケース:仲の良い兄弟が険悪になった理由 なぜ“公平”に見えて不公平になるのか 揉めないための3つの解決策 まとめ:「共有」……

相続・遺言 2025年10月30日

遺言書で「全財産を愛人に相続させる」と書かれていたら、家族は財産をもらえないのか?

亡くなった親の遺品から一通の遺言書──「全財産を愛人に相続させる」。ドラマの中だけの話に思えますが、現場では珍しくありません。では、家族は本当に一円も受け取れないのでしょうか。今回は、遺言の効力、家族に残された遺留分、請求の期限、無効になる可能性、実務の手順まで、法律のルールをやさしく解説します。 更新日:2025年10月29日目次 1. まず結論:家族が「ゼロ」になるとは限らない 遺言に「全財産を愛人に」と書かれていても、配偶者や子には『遺留分(いりゅうぶん)』という最低限の取り分が認められています。したがって、家族が何も受け取れないことは、ありません。一方で、……

相続・遺言 2025年10月28日

半血兄弟とは何?相続で“実の兄弟”とどう違う?知らないと損する相続の仕組み

「父(または母)が違う兄弟がいるけれど、相続は同じ扱い?」――ご相談の現場でよく出る疑問です。 本記事では、半血兄弟(異母・異父兄弟)の意味から、全血兄弟との法定相続分の違い、代襲相続の範囲、再婚家庭で起こりやすいトラブルと予防策まで、分かりやすく丁寧に解説します。 1.半血兄弟とは?(用語の整理) 半血兄弟(はんけつきょうだい)とは、父母のうちどちらか一方のみが共通する兄弟姉妹を指します。具体的には、異母兄弟(父は同じ・母が異なる)と異父兄弟(母は同じ・父が異なる)を総称した呼び方です。両親ともに共通する兄弟姉妹は全血兄弟といいます。 近年は再婚・離婚の増加に伴い、半血兄弟……

交通事故の被害者請求 2025年10月27日

交通事故の一括請求と被害者請求の違いをやさしく解説

交通事故に遭ったあと、「保険会社が手続きをまとめてくれる」と聞いて安心していませんか? 実は、その裏側には「一括請求」と「被害者請求」という2つの方法があります。 どちらを選ぶかで、補償の受け方やスピードに大きな違いが出ることもあるのです。 今回は、難しい専門用語をできるだけ使わずに、この2つの仕組みを分かりやすく解説します。 1. そもそも自賠責保険とは? まず前提として、自賠責保険(正式名称:自動車損害賠償責任保険)は、すべての車やバイクの所有者に加入が義務づけられている保険です。 交通事故の被害者が、最低限の補償を受けられるよう国が制度化したものです。 たとえば、治療費や通院……