2025年 3rd page

相続・遺言 2025年11月15日

親が高齢になった今こそ、“実家の名義”を確認すべき理由 ~ 気づいた時に手遅れになる前に~

実家のことを考えるとき、誰しも単なる「建物」以上の想いがあるのではないでしょうか。子どもの頃の記憶、家族の食卓、笑い声、泣いた夜。それらすべてが詰まった場所だからこそ、実家のことは感情が優先され、「名義」や「相続」の話になると、つい目をそらしてしまいがちです。しかし、行政書士としてご相談を受けてきた中で痛感するのは、「実家の名義を先延ばしにしたことで、家族の未来が大きく狂ってしまった」という事例が多いという現実です。 1. “実家の名義”の話は、親の老いと向き合ことだから言い出せない。 「実家の名義って、誰になってるんだろう?」そう思いながらも、親にはなかなか聞けずにいると中高年の……

相続・遺言 2025年11月14日

父のノートに“財産の分け方”が書かれていた──これって遺言なの?

父の部屋を片づけていると、ふと古いノートが出てきた。 何気なく開くと、ページの端に小さな文字でこう書かれていた。「家は長男に。預金は妹へ。」思わず手が止まり、しばらくその文字を見つめてしまう。 書いたのは確かに父の字だ。 でも、この一文にどんな意味があるのだろう。 これは遺言? それとも、ただの走り書き?相続の現場では、このような“ノート遺言”が見つかることは珍しくありません。 しかし、この小さな言葉が家族を悩ませ、時には兄弟の関係を揺るがすこともあります。 更新日:2025年11月14日 1.なぜ父はノートに「分け方」を書いたのか まずお伝えしたいのは、こうしたメモには多く……

農地法関係 2025年11月13日

農地の「境界トラブル」を防ぐためのチェックポイント

「うちの田んぼの境界は、どこまでだったかな?」 「隣の畑の方が杭を動かしたような気がする。」 そんな“あいまいな境界”が、実は大きなトラブルの火種になることがあります。 農地の境界は、相続・売却・転用のどの場面でも避けて通れない重要なポイントです。 今回は、現場でよくある境界トラブルとその防ぎ方を、分かりやすくお伝えします。 更新日:2025年11月13日 1. なぜ農地の「境界トラブル」が増えているのか 近年、農地の境界をめぐる相談が増えています。 その背景には、高齢化と相続があります。 代々農地を所有してきた家庭でも、相続によって子ども世代が土地を受け継いだとき、 「どこ……

相続・遺言 2025年11月12日

「子どもに迷惑をかけたくない」気持ちが、実は相続を複雑にすることもある

「子どもに迷惑をかけたくない」── それは多くの親世代が抱く自然な思いです。 けれども、その“優しさ”がきっかけで、かえって子ども同士の関係がこじれたり、 手続きが複雑になってしまうケースがあるのをご存じでしょうか。 行政書士として相続の現場を見てきた立場から、 「思いやりが裏目に出る相続」の実例と、 トラブルを防ぐための考え方をわかりやすくお話しします。 更新日:2025年11月12日 1.「子どもに迷惑をかけたくない」という思いの裏側 相続や終活の相談を受けていると、ほとんどの方が最初にこうおっしゃいます。 「子どもに迷惑をかけたくないから、全部自分で整理しておきたい」と……

相続・遺言 2025年11月11日

おひとりさまでも安心。「死後事務委任契約」で“最期まで任せられること”

「自分が亡くなった後、誰が葬儀をしてくれるんだろう」 「身寄りがいないけれど、役所の手続きや片づけはどうなるの?」 そんな不安を抱える“おひとりさま”の方が、近年とても増えています。 実際に、行政書士として終活の相談を受けていると、「死後のことを頼める人がいない」という声が最も多いのです。 そんな時に知っておきたいのが、「死後事務委任契約(しごじむいにんけいやく)」という制度です。 今回は、家族がいない方でも“最期まで安心して任せられる”この契約の仕組みを、わかりやすくお伝えします。 更新日:2025年11月6日 1. 「おひとりさまの終活」で増える“死後の不安” 終活という……

相続・遺言 2025年11月7日

遺言書を書いた方がいいのはどんな人?“まだ早い”と思っている人ほど要注意

「うちは財産も少ないし、遺言書なんてまだ早い」 「子どもたちは仲がいいから、揉めることなんてない」 そう思っている方は、実は“最も遺言書が必要なタイプ”かもしれません。 遺言書はお金持ちのためだけのものではなく、家族を守るための手紙でもあります。 今回は、行政書士として多くの相続現場を見てきた経験から、 「遺言書を書いた方がいい人」について分かりやすくお話しします。 更新日:2025年11月6日 1. 遺言書は“財産の多い人”だけのものではない 遺言書というと、「資産家が書くもの」というイメージを持たれがちです。 しかし、実際には一般家庭でもトラブルが起きるケースが少なくあり……

相続・遺言 2025年11月6日

まだ早い?それとも遅い?40代・50代・60代から始める終活の違い

「終活って、まだ自分には早いんじゃないか」「親のことを考えるようになったけれど、自分のことはまだ先でいい」 そう感じている方は多いでしょう。 けれど、実際に終活に取り組んだ方の多くが口を揃えて言います。 「もっと早く始めていれば、心に余裕が持てたのに」と。 終活は“死の準備”ではなく、“これからの生き方を整える作業”。 そして、その「就活の中身」は、年齢によって少しずつ違うのです。 更新日:2025年11月5日 1.終活は「終わりの支度」ではなく、「これからの整理」 「終活」という言葉には、“死”や“お別れ”のイメージがつきまといます。 しかし本来の意味は、これから先をどう生……

契約書 2025年11月4日

契約書の不備で起こったトラブル事例 “たった一文”が会社を揺るがした現場から学ぶこと

「契約書はとりあえずネットのテンプレで作った」「昔からの付き合いだから大丈夫」。そう思っていた契約が、ある日突然トラブルに変わることがあります。 行政書士として感じるのは、“契約書の不備”ほど後から効いてくるものはないということ。 今回は、実際に起こったトラブル事例をもとに、契約の怖さと防止策をお伝えします。 更新日:2025年11月4日 1. 「契約書の不備」は“書いてないこと”から起こる 契約トラブルというと「相手が約束を破った」「支払いが遅れた」といった場面を思い浮かべがちですが、 実際には“契約書に書いていなかったこと”が原因になるケースが非常に多いのです。 つ……

相続・遺言 2025年11月3日

「遺言書があるのに相続人で遺産分割協議をした場合でも有効か?」

「父の遺言書が見つかったけれど、内容が現実に合っていない」「兄弟全員が納得して別の分け方にしたい」そんなときに浮かぶ疑問――『遺言書があるのに、遺産分割協議をしてもいいの?』実は、ここには“法律と現実のズレ”が存在します。 今回は、行政書士としての立場から、 遺言と協議、どちらが優先されるのかをやさしく解説します。 更新日:2025年11月3日 1. 遺言書があるなら、それが“最優先”のはずだけれど… 遺言書は、亡くなった方の最終意思を形にしたものです。 原則として、遺言に書かれた内容が法律上の最優先になります。 つまり、「長男に自宅を相続させる」と書かれていれば、 その通り……

交通事故の自賠責保険の慰謝料とは?仕組みから知る“被害者を守るお金”の話

交通事故のニュースを見て、「もし自分や家族が巻き込まれたら…」と考えたことはありませんか。事故の被害にあった人が受け取るお金の中で、よく耳にするのが「自賠責保険の慰謝料」。けれど、仕組みを聞かれると「なんとなく知っているけど詳しくは分からない」という方が多いのではないでしょうか。今回は、行政書士の立場から、「自賠責保険の慰謝料」について、わかりやすくお話しします。 更新日:2025年11月2日 1. そもそも「自賠責保険」とは? 「自賠責保険」とは、正式には自動車損害賠償責任保険のこと。自動車やバイクを持つ人が必ず加入しなければならない強制保険です。 つまり、運転するすべての……